アイドル密室殺人事件
003
第1巻 File.6[迷探偵を名探偵に]
File.7[血ぬられたアイドル]
File.8[あなたに似た人]
File.9[不幸な誤解]
あらすじ
体が小さくなってから3日目、未だに黒ずくめの男の情報は入って来ない。それどころか全くやる気のない探偵・小五郎に呆れるコナン。
そんな暇な毛利探偵事務所に一人の依頼人がやってきた。なんとそれは、毛利小五郎が愛してやまないアイドル・沖野ヨーコだったのだ!彼女から「誰かに監視されているような気がする」と相談を受けた小五郎はヨーコのマンションに行ってみることに。ヨーコが部屋を開けると、そこには背中を包丁で刺されたうつ伏せの男が血を流して死んでいた…。
被害者の顔を見て明らかに動揺しているヨーコとマネージャー。さらに、この部屋のいくつかの奇妙な点に気づくコナン。部屋に落ちていたイヤリングはヨーコと同期の池沢ゆう子の物だった。
それぞれが何かを隠している様子のヨーコ、マネージャー、池沢の3人。この密室で男を殺したのは誰なのか…。そして、コナンは小学生の姿でどうやって犯人を暴くのか…!!
登場人物
沖野ヨーコ…アイドル
山岸栄一…沖野ヨーコのマネージャー
池沢ゆう子…女優。沖野ヨーコと同期。
藤江明義…ヨーコの部屋に倒れていた被害者
解決のカギ🔑
部屋の温度、床のへこみ
-*-*-*-*-*-*-*- ネタバレ アリ -*-*-*-*-*-*-*-
感想
今回の話は、ジェットコースター殺人事件 - 探偵日誌に次ぐ殺人事件。File 4つ分と、初めての"殺人事件メイン"の話。ヨーコちゃん初登場回!そして、おっちゃんが元刑事(しかも敏腕。博士談)だということも判明します。
事件は悲しい誤解から起きたものでした。なんだか私、1番悪いの山岸(マネージャー)な気がする…いや、でもね、マネージャーとしてヨーコちゃんのためを思ってしたことだもんね…色々。まぁでも 山岸さん、アイドルの部屋の合鍵無くしちゃダメでしょ〜〜。
職種は違えど、また毛利小五郎と現場で捜査することになった目暮警部。ご苦労様です。顔も鼻も体も、全部が丸々しててかわいい警部。
そして何よりも、江戸川コナンが可愛い。寝起き涙目のコナンくん可愛い。ドアに手が届かないコナンくん可愛い。子どもになりきって「あ、あのね、おじちゃん達…」というのも可愛いかと思えば、「普通、合い鍵とかあんじゃねーの?」と新一口調で言っちゃうのも可愛い。
♠︎阿笠博士メカ
博士がコナンのために作ってくれた最初のメカ。それは、老若男女の声を自由自在に出せる蝶ネクタイ型変声機!!めちゃくちゃ画期的な発明品!!ちゃんとコナンの一張羅に合わせて蝶ネクタイ型にしてくれたことによって、使い勝手良し!フォルムの自然さ良し!
この回では事件解決の大事なキーであり、蘭を安心させるための大事なアイテムでもある。もう、使い方無限大でノーベル賞ものだと思います。
まず真っ先に作ってくれたメカが変声機な所が、博士のエキセントリックで天才な所…。
♠︎「眠りの小五郎」誕生!
どうにかして推理を伝えたい!とコナンがとった行動は、灰皿を蹴っておっちゃんの後頭部にヒットさせ気絶した小五郎になりかわり、変声期を使い推理ショーすること。おいおい!…うん。まぁそれが1番手っ取り早かったんだよね。なんとかやり遂げたコナンくんに、お疲れ様と言いたい。
このおかげでおっちゃんも"迷"探偵から"名"探偵へ早変わり♪ コナンくんの素晴らしい苦肉の策。
今回のは、正確に言えば「気絶の小五郎」だけどね!
♠︎蘭の心配
"悲しみを隠して一生懸命演じている"のは蘭も同じで。新一に会えなくなってから心配で心配でしょうがない。不安に飲み込まれそうなのをグっっと我慢して、みんなの前ではいつもの蘭でいる。 不安で泣いてばかりいるんじゃなくて、みんなの前では気丈に振る舞ってるけど、耐えきれなくて涙流すっていうのが、蘭ちゃんの強さだったり優しさだったり…。そういう所が私は大好き。
だけど、本当に本当に心配になって居ても居られなくなって、「わ、わたし どうしたら…どうしたらいいの⁉︎」と博士に尋ねる蘭。この時の蘭のどうしようもなく不安な表情を見ると胸がグッとなる…。
コナンの前でも時々、抑えきれない不安が漏れる。そして、一週間経っても帰ってこない新一についに涙を流す蘭。「新一がいなくなったぐらいで、夜も眠れないんだもん…」なんて。それをそばで聞いてる新一(コナン)の気持ちときたら…。蘭の想いを痛いくらいわかってるのに!本当は安心させたいのに!!すぐそばにいるのに。今のままじゃ何もしてあげられない…。二人して辛い………。
「早く帰って来てよ…新一‼︎!」の気持が通じたかのように、探偵事務所の電話が鳴る。
涙拭いて電話出るけど、新一の声聞いてまた涙出てくる蘭ちゃん……。
「オレの事心配して、泣いてんじゃねーかと思ってよ‼︎」の新一に対して、
「バ、バカ…どーして、私が泣かなきゃいけないのよ⁉︎」と目に涙溜めながら返す蘭。
二人してあまのじゃく……。 普通のカップルだったら「心配かけてごめんな」「えーん心配してたんだよ〜〜」のところを、この、会話…。そ、こ、が、新蘭なんだよなぁぁぁぁぁ。幼馴染なんだよなぁ。
そして、しばらく帰れそうにないことを、それとなく告げる新一。
雪の降る中、電話ボックスで蘭に電話するコナンの後ろ姿、なんか良いなぁ。
蘭、待っててあげてね。 いつか、"本音"を聞けるまで。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-
あとがき
書き上げました。やっと1巻分書き上げました!!6月から始めて…(笑)
書いてるときいつも葛藤する。「こんな薄っぺらいただの感想でいいのかな…」と。ほんとは考察とかしたいけど、今のわたしには…。感想でさえも、うまく書き表すことができず、もどかしさと悩みとともに書き進めてるので(笑)
こんな発展途上の感想ブログですが、ラブコメの感想は特に熱を込めて書いてるので!!!めちゃくちゃ暇なとき読んでもらえてると嬉しいです(笑)
♡♡♡♡♡THANK YOU FOR READING ♡♡♡♡♡
〜My favorite 1コマ〜
『名探偵コナン』1巻 P182より